この度の昇段審査会において、初段合格された方へ支部長から皆様へ贈呈される黒帯が届きました❗
順次道場で贈呈式を行いますので贈呈される方は楽しみにしてくださいね。
森金支部長からのメッセージです。
「初段合格された皆さん、おめでとうございます。
この度の昇段審査会では8人の黒帯が誕生致しました。
道場設立今年30年…振り返れば百数十名に黒帯を贈呈して今日に至りました。
初めて道場に入り、謙虚な姿勢で礼法を学び、手の握り方、立ち方、突き、蹴り、受け…空手の基本動作を教え、共に汗を流し共に稽古して来ました。
時には厳しい言葉も投げ掛けた事と思います。
残念ながら黒帯到達せず途中、断念した者は数知れず…
道場に入門し、ずっと続けて黒帯になる者は10人に1人でしょうか…。
但し、初段はようやくその基本動作を覚えたに過ぎず、稽古を怠ればしてないも同然になります。
それは勿論、私も含め皆同じです。
初段(黒帯)はゴールではなく、スタートです❗
これからも共に汗を流し、白山支部会員同士、仲間意識を高めると共に道場生が互いに切磋琢磨し、技術の研鑽に努めて欲しいと思います。
この黒帯を腰に巻いたからには技術は元より、その姿勢、精神、態度…色々な面を回りから見られます。
今は硬いこの黒帯が猛稽古で血と汗でズタズタに柔らかく、細く、ボロボロになるまで共に汗を流し心行くまで稽古しましょう。
そして空手の事など何も分からない中、この白山支部に入門し、仲間と共に育ち、これからも誕生してくる黒帯と共に皆で力を合わせ、より堅固な白山支部を育てて欲しいと願っています。
継続する為の目標設定は各自それぞれですが、ともすれば試合で結果を残す事に力が注がれる事もあります。
勿論、選手には全力でその為の指導をし、過去、現在も実績は皆様御承知の通りです。
しかし、空手道にはそれ以上に守るべき大事なものがあります‼️
それは入門した時の気持ちに本人も保護者も振り返れば気付く事でしょう❗
贈呈した黒帯は言葉を発しませんが、腰に巻く度に、入門時の、そして森金の空手に対する信念を少しでも感じ取って頂ければ贈呈する者にとって大変嬉しく存じます。
試合ルールが変化し、それに合った練習をしたとしても、私の空手に対する理念、稽古に際しての指導ポリシーは道場発足時より30年ぶれることはなく、将来バトンタッチするリーダーにもずっと引き継いで欲しいと願っています‼️」